こんにちは。
Huluで最近配信された細田守作品の「サマーウォーズ」を見ました。以前、地上波で見て以来なんですが、劇中、ナツキが花札をやっていて、花札を知らなかった私はあのシーンを楽しめなかったことを思い出します(笑)
この映画をきっかけに花札をちょっと覚えて、アプリで遊べる程度くらいまでにはなりました。今日は「サマーウォーズについてご紹介♪
目次
サマーウォーズの登場人物
登場人物と紹介
このアニメ、登場人物がめっちゃいます。夏希のひいおばあちゃんちの一族が集合している中で巻き起こる物語なので、みんな覚えられないので、主要キャストだけを。
小磯健二 … 神木隆之介
都内の高2、物理部の引っ込み思案の男子。数学オリンピックで日本代表に惜しくも選ばれなかったけど、めっちゃ計算が早い。一つ上のあこがれの先輩、夏希に頼まれ婚約者になるバイトを引き受けてしまう。
篠原夏希 … 桜庭ななみ
健二と同じ高校3年剣道部の美少女で、学校のアイドル的存在。ひいおばあちゃんちが超名家で、夏休みにひいおばあちゃんちの誕生会に婚約者として健二を連れていく。
陣内栄 … 富士純子
100年以上続く陣内家16代当主。90歳の誕生日祝いに全国から親族が集まっている。政界などにも密かに人脈がある。バイタリティあふれた強い女性。
池沢佳主馬 … 谷村美月
栄のひ孫の一人。13歳で部屋に引きこもってPCばかりしているけど、OZ(劇中のネット仮想空間)では、「キングカズマ」として、格闘ゲームの世界チャンピオンでスポンサーもついているらしい。
陣内侘助 … 斎藤歩
栄の亡くなった夫の妾の子。栄の土地を勝手に売り、家を出ていった。10年ぶりに栄の誕生祝いに帰ってきて、周りの親族から顰蹙を買う。頭が良くてアメリカでAIの開発を成功させる。夏希の初恋の相手。
佐久間敬
健二の同じ部の同級生で、PCオタク。OZの末端のメンテナンスのバイトをしている。
陣内翔太
警察官。夏希のまたいとこ(はとこ同士?)で、夏希のことが好き?で婚約者としてやってきた健二をよく思っていない。物語終盤でよけーなことをする張本人。
それと、細田守監督の「時をかける少女」で主人公、真琴役で声をあてた仲里依紗もこの映画で声優として出演しています。高校球児の母、陣内由美役です!あの、野球中継ばっかり見て、まったく手伝わないお嫁さんでした(笑
サマーウォーズのあらすじと感想
夏希のひいおばあちゃん・栄のうちに、婚約者として(バイト)いくことになった健二だったけど、大家族に気後れしつつ、自分の携帯に届いたメールの暗号を、本能的に解いてしまった結果、仮想都市OZ (オズ)に不具合を起こすことになってしまいました。全国のあちこちで誤作動がおこり、日本全国大混乱。健二が解いたメールにあった2056桁の暗号は、実はOZのセキュリティ暗号だったんです。
OZは自分の分身であるアバターで、ネットの中の仮想都市で買い物、スポーツ、公共料金の支払い、旅行、などなどなんでも仮想都市でできます。世界一のセキュリティだそうですが、数学オリンピックの日本代表レベルの高校生に解ける暗号って、果たして世界一なのか?とは思いますが、まぁアニメだからスルーしよう。
まず健二のアカウントを乗っ取られ、健二のアバターが暴走します。OZ中が格闘場に書き換えられ、ネットのヒーロー、キングカズマが健二のアバターを倒そうとしますが、失敗。実はこのキングカズマ、陣内家の孫のあの引きこもりの佳主馬でした。
不具合の原因は、AIによるものでした。知識欲を満たすためOZ中のアカウントを吸収していきます。アカウントの中には最重要アカウントもあるわけで、核保有国の大統領アカウントを乗っ取られたら、核ミサイルも発射されてしまう可能性があるってことで、そんな簡単にーーー?!と思うけど、そうなったらかなり危険ですよね。
そして、宇宙には現在「あらわし」という人工衛星が地球軌道を周回中。なんか嫌な予感。
そのAIは、ハッキングAI、通称「ラブマシーン」であることが判明。そのラブマシーン、実は栄ばあちゃんの夫の隠し子、侘助が開発したものでした。栄ばあちゃんに認められたくてどでかいことをしたかったらしいのですが…。
最先端技術と古き時代の家制度の対比
事件が起こっているのは、OZという、今や全世界で利用されている巨大ネットワークで子供から老人まで利用している進んでいる時代なのですが、陣内家は男は仕事して家族を養い、女は家を守るみたいな、非常に保守的な家なわけです。そのへんのギャップが面白いなって思うんですが、「みんなで力を合わせて」というテーマでもあるからのあえての大家族を表現したのかなーとも思います。
そして、子供達がかわいい。もちゃもちゃした感と健二にじゃれるとことか、触るなって言われて「みてるだけじゃーん」ってとこが大好き(笑
夏希が共感できないキャラ
夏希の見せ場は、最後の花札シーンなのですが、健二を婚約者として連れてきておきながら、健二がOZの混乱の原因を作った容疑をかけられ、経歴も嘘とバレた時も、フォローをすることをせず(汗)、侘助が帰ってきたら、侘助にベタベタして健二を放置だし。自分勝手な子だわーと思ってたら、栄ばあちゃんが、最期の夜となった健二との花札で、夏希を自分勝手な娘だと言ってたので、ちょっとすっきりしたかな。
そして、声優があまりにも下手すぎて最初は聞いていられません(汗)花札のシーンはよかったけど、だんだんうまくなっていったのかな。細田守監督も、主要キャストをプロの声優さんをあまり使わないんでやめてほしいと思います。
栄ばあちゃんの遺志を継いでみんな一つに
栄ばあちゃんは翌朝朝、亡くなってしまいました。心臓が悪く、データがラブマシーンのせいで送られてこなかったためです。それを知らずに出ていった侘助は夏希から事情を知ると、急いで帰ってきます。もちろん、侘助はラブマシーンを開発しただけで、OZ内で放流したのは侘助ではないのだけど、実は誰よりも栄ばあちゃんを大事に思っていたのは侘助でした。
栄ばあちゃんの仇とばかり、ラブマシーンをやっつけようと陣内家が一つになります。それは健二が弱々しくも戦おうと声をかけたことで、陣内家の男性陣は覚醒します。栄ばあちゃんが健二に、夏希を託したのはそういう男気を感じていたから認めたんだと思います。
スパコンを持ってきて、キングカズマのスペックを爆上げし、ゲーム好きなラブマシーンを花札勝負に誘い込み、夏希がアカウントをかけて花札で勝負。侘助はラブマシーンの無効化をしながら、アカウントを奪ったところで、健二の天才的な計算によってパスワードを解除を試みる。ラブマシーンの攻撃力がなくなったところでカズマが最後の一撃。
そして、陣内家に着地点を定められている「あらわし」の軌道もぎりぎりかわすことができました。あれしきのずれだけで無傷ってすごいなと思いますが、まぁアニメだし(笑
栄ばあちゃんの誕生日と命日が重なる形となってしまったけど、葬儀なのにハッピーバースディをみんなで歌うシーンは一つのことを成し遂げた新しい陣内家らしくていいなと思いました。
サマーウォーズを見て花札にハマる
なんといってもこの映画の初見時、夏希の花札のシーンが印象に残っていてですね、やったこともなければ、ルールもわからないし、なんか緊迫感は伝わってくるけど、なんかすごいんだろうな、くらいしかわからなくてもやもやしたんですよね(笑)
で、数年前、旦那に花札わかるか聞いてみたら、「わかるよ、花札持ってるよ」と言うので、「おお!教えて教えて!」となり、教えてもらいました。いろんな遊び方があるらしいですが、こいこいはアプリの対戦ができる程度にはわかるようになりました!
「なんで任天堂って書いてるの?」
「だって、任天堂で売ってるから」
ハヅキ
花札の魅力①絵が綺麗
1組48枚あり、12ヶ月ごとの花がそれぞれ4枚ずつあります。四季を感じられる風情と、絵が素敵ですよね。
ちなみに、
1月:松
2月:梅
3月:桜
4月:藤
5月:菖蒲(しょうぶ)
6月:牡丹
7月:萩
8月:ススキ
9月:菊
10月:紅葉
11月:柳
12月:桐
こんな感じです。
花札の魅力②役が楽しい
組み合わせ方でいろんな役ができるんですが、役の名前が見たままなので覚えやすくて楽しいです。劇中で出てきた主な役は
花見で一杯
月見で一杯
猪鹿蝶
三光
四光
雨四光
点数の付け方はわかんないけど(汗)でも楽しいですよ♪
ちなみに私が好きな役は
青たん
花札ができるようになってから、改めてサマーウォーズを見たら、数年ぶりにすごくすっきりしました。うちにある花札とおんなじだー!ってそれだけでちょっとうれしくなりました(笑