※未視聴の方はネタバレがありますので、ご注意ください。
2020年10月9日より、Amazon prime Videoにてバチェロレッテ・ジャパンが配信されています。
今度は、女が選ぶ番。
のキャッチコピーの通り、今回はバチェラー・ジャパンを男女逆転させ、セレブなバチェロレッテ(独身女性)が、将来のパートナーとなり得る運命の人を求めて17人の男性たちと旅をする婚活サバイバルリアリティーショーです。
2年ぶりにバチェラーシーズンを見ておりまして、やっぱり現在進行形で配信中のバチェロレッテがすごく気になり、一週間くらい前にようやく視聴開始してます。
第1話〜第4話まで一気に配信され、今週金曜(10/16)に第5話、第6話が配信されました。
特に第5、6話で、私は不覚にも「涙」してしまったよ。私以外にも号泣の視聴者は多かったんじゃないでしょうか。
完全なるノッキーが主役のエピソードでした。ぐっときた!
初代バチェロレッテは福田萌子さん
日本初のバチェロレッテということで、いったい初代はどんな人なんだろうと興味がありました。
Amazonprimeの画面のサムネイルだとけっこうクールなかっこいい女性。バッサバッサとぬるい男性は斬っていくスタイルの辛口の女性かしら?と思わせる画像ですよね。YouTubeに上がっている予告動画も、意識が高くて高嶺の花感がすごいです。
引用:Amazon prime Video YouTubeチャンネル
ですが、本編の実際の萌子さんを見たら、印象がまるで違う!美しいのはもちろんですが、笑顔が素敵で、お話の仕方がきれいで品があって、可愛らしいくやわらかい部分を持ち合わせて、真摯に男性陣と向き合う姿がとても好印象でした。
私は、萌子さん見たさに視聴しているかもしれません。大ファンになりました。
彼女は、セレブな上に「スポーツトラベラー」として活動のとおり、adidasとも契約していて体づくりもストイックな様子がそのスタイルから伺えます。
そんな萌子さんは、今回の第5回のエピソードである意味、ご自身の将来を決める決意の真剣さが増す”事件”が巻き起こります。
バチェロレッテ新ルール、ストールンローズとは?!
バチェロレッテ・ジャパンでは、誰かのデートを横取りにいける「ストールンローズ」というルールが新しくできました。
もし、誰かが萌子さんとデートしていたら、そのデートの相手に自分が行きたいというときに、ストールンローズを持って現在デート中の2人のもとへ行きます。
萌子さんがストールンローズを受け取ってくれたら成功。もし受け取ってもらえなかったら、その場で退場となる非常にリスクの高いチャレンジです。
これをついに使った勇者がいました!
それがノッキー こと、榿澤 涼太(はんのきざわりょうた)さん。
変換で出てこない漢字だ。
これまで、1on1デートがなかったんですよね。他の男性メンバーとちょっと揉めたりして、私はあんまり推しではなかったメンバーです。ちょっと山Pに似てるかな。
この時点で残っているのは、杉ちゃん(画家)、ローズ(歌手)、マラカイ(通訳)、牧野さん(スーツ)、チャミ(料理)、ノッキー(金融業)、コウくん(実業家)の7人。
コウくんはすでにローズをもらっている。この日、グループデートで杉ちゃん、チャミ、ローズが指名され、お寺デートに行っている。
待機組=デートなしでローズセレモニーとなるのは牧野さん、マラカイ、ノッキーの3人。
今回、バチェロレッテではカクテルパーティがないことが多いので、このデートでなんとかアピールしないとすぐローズセレモニーになってしまうので、グループデートに誘われなかった3人の焦りはまさに崖っぷちです。
あとがない3人にはストールンローズという逆転のチャンスを誰が手に入れるか?!という場面でした。
ノッキー 行ってこいよ
結果的には、ノッキーがストールンローズのチャンスを得るのですが、ここまで残った3人で誰がストールンローズを持つか話し合いで決めることに。
ここでマラカイがビシッと仕切りだしました。このくだりはマラカイの萌子さんへの強い思いが伝わってきましたねー。私は最初からマラカイ推しなんです!
牧野さんは、大人な人で感情的になったりしないんですが、ノッキーがこれまで何かと熱くなりやすくて、人を煽ったりするところがあったんですよね。だから、今日もマラカイにも食ってかかるんじゃないかとひやひやしていたんですが、なんと!ノッキーは、「うん、うん」と今日はしっかり聞いているではないですか!
しっかり2人の思いを聞いた上で、それでも自分は行きたい。萌子さんと2人っきりで過ごした時間が、牧野さんやマラカイより断然少なかったので、自分がここで思いを伝えたいんだと他の2人を説得し、頭を下げるんです。
このくだり、すごく丁寧に描かれているんですよ。ストールンローズを巡る3人の攻防と、一方で萌子さんと中国茶でまったりティータイムデートしているローズ、杉ちゃん、チャミの様子と交互に映し出されて、その緊張感の差たるやノッキーが追い詰められている感じがひしひしと伝わってきました。
牧野さんも、マラカイもついには
「いってこいよ」
とストールンローズの権利を譲ります。
ベッドへ背中から倒れ込むノッキーをスローで映したり(笑)もう、今日はノッキー回なんだろうなと気づいてしまいました。
これ、前の晩のコウさんの煽りも効いてると思うんです。
「萌子さんは僕と分かり合えるからデートが後になった。だからこれまで君たちがもらったローズは何の意味もない」
くらいなことを言っちゃうんです(笑)杉ちゃんも言ってたけどコウくんは人を掌握する術に長けています。この場合、他の男性陣に冷静さを失わせ、焦らせたのも残りのメンバーの心理に大きく影響しました。
だから、使わなくてもよかったかもしれないストールンローズを巡って冷静になれなくなっちゃった。
ストールンローズ、涙の結末
お寺巡りとお茶会のグループデートの後、萌子さんが2人でじっくりお話ししたいとさらに夜からのデートに誘ったのがローズでした。船に乗ってロマンチックなデートになるはずでした。
2人いい感じで桟橋を歩いていたところに
「萌子さーん!!」
と走ってくる男性。そうノッキー。
杉ちゃんは言っていた。
「萌子さんの性格から言って、話を聞こうとするんじゃないかな」って。
このシーンを差しこんだのも効いてるんですよねー。この回は。
でもこれから自分がこの人と過ごしたいって思っていたローズとのデートを楽しみにしていた萌子さん、ここで相手をチェンジするなんてことやるかしら?とも思う。どうなるのどうなるの?と目が離せません。
ノッキーが萌子さんへの思いを伝え、ストールンローズを差し出すと、萌子さんは涙ぐみ手を差し伸べ、静かに引き戻し、「ごめん」と抱きしめた。
!!!!!
NOなんだ!
萌子さん、優しいからもしかして…と思わせられてからの、NO。
ノッキーは涙を流し
「嫌です。ここで帰れないです。どうか僕にチャンスをください」
と引き下がりませんでした。
萌子さんは、この日やっぱりローズと一緒に過ごしたかった。だから誰がきても無理だったと言います。そうだね。わかるなぁ。
「じゃあどうして僕を残したんですか」
と問うノッキー。泣きながらうつむいたまま子供のように正直に言うところいいですね。この疑問はこれまでのシリーズでもみんなが感じることなんだろうと思います。
萌子さんは、真っ直ぐに向かってきてくれるノッキーの気持ちがすごく嬉しくて、心を動かされるような魅力も感じていてから、違う一面も見たいと思っていたと言うと
「だったら、デートに呼んでよ」
と甘えるノッキー。ここらへんから涙が不覚にもこぼれてしまった私。そうだよ、そうだよね。デート呼んで欲しかったよね。ノッキー号泣です。
萌子さんだって考えた。だけど、バランスをとって次はこの人とデートと平等に機会を作れない気持ちもあることを正直に萌子さんは言いました。
ほんとに、萌子さんは話のまとめ方が上手で、涙を流しながらも感情に溺れず、かといって断ったノッキーへの後ろめたさでフォローするというのも違う、たぶんあの場面でかけたくてもかけられない言葉がたくさんあった中でのあの言葉だったんじゃないかと思います。
でもそれはノッキーが正直に等身大で萌子さんにぶつかっていったからこそ萌子さんの本心を聞けたと思うから、よくやったよノッキー(´;ω;`)と思います。
萌子さん
「魅力的に感じていたのは、恋としてではなくて、人として惹かれていたのかもしれない」
お別れの言葉を、こんなにも相手のことを尊重した言い方で、なおかつ恋愛はできないと上手に伝えられるなんてなかなかできないことですよね。
ここでBGM流れるんだけど、これがいい曲なんですよ。この場面のハイライトです。切なさを強調する優しい音楽で。バチェラー版とは音楽が違うんですよね。このシーンで見てる方も涙腺崩壊がピークを迎えます。その上、ノッキーが最後に
「本気で恋してました」って萌子さんに言うんです。
これは萌子さんに刺さったね。いいシーンだったなぁ。
ノッキーは正直あんまり好きじゃなかったのにも関わらず、ノッキーで泣いてしまった。ほんとに今のところバチェロレッテ1の名場面でした。映画のワンシーンみたい。
ローズにも別れを告げ、「走って帰るわ」とまっすぐな男らしく来た時と同じように走り去って行きました。ローズも心底悲しそう。でも自分がもしデートを横取りされたらと思うと複雑な立場。
とっても辛いお別れをした萌子さんを優しく包んでくれたローズは、萌子さんからローズをもらえました(ややこしい)。
萌子さん
「確かに花火は綺麗だったけど、それだけ。心と体が整っていないと綺麗だと思う以上の感情が出てこない」
って言ってましたね。こたえるよね。そういう番組とはいえ。過去のバチェラーもそうでしたけど、人数が減っていくに従って、選ぶ方も決断が厳しくなってそれが自分に返ってくるから心労がたまると思います。
ローズとのデート、本来思っていたものにはならなかっただろうから、次回へ持ち越しでしょうかね。
ストールンローズを成功させるには
今回はバチェロレッテですから、選ぶ方が女性。だから女性の視聴者は萌子さんに共感するところや、誰を選ぶかもものすごく納得する部分が多いと思うんです。女性側から見ると、正直、このストールンローズを使うことを女性はポジティブには捉えないだろうと思うんですよね。もう人数も少なくなってますから。
個人的に、それでもストールンローズが成功する場合を考えてみました。
・本命ではない人とのデートの時
・ちょっと噛み合わないデートになっているような状況の時
・本命が2人以上いる時
に、現れた人が「本命」だったら、ストールンローズが成功するような気がするんです。「状況」と「人」がマッチしてないと、本命でもダメかもしれない。
今回はそうじゃなかった。本命に近い人とのデートの時に、本命じゃない人がきてしまった。このままノッキーがストールンローズを使わなくても、萌子さんの話を聞くに、デートするまでもなく「恋ではなかった」と判断していたのではないかと思うんですね。
となると、やっぱりストールンローズを使わずにはいられないよなぁといろいろ考えてしまいました。ノッキーは誰とデートしているか知らないわけだし。
マラカイは大丈夫として、1on1デートで萌子さんをリードできなかった牧野さんと、1on1デートをしていないノッキーがやっぱり今回でさよならだったんじゃないかと。今回2人落ちるからこういう選択だったんじゃないかと思うのです。
たぶん、ノッキーも牧野さんも落選上にいるのはわかってたんじゃないでしょうか。
結局落ちるなら、ストールンローズを使って、見せ場を作り、視聴者の涙を誘い、神回を作ってくれたノッキーは、ある意味ストールンローズ成功したな!という結論に至りました。
今後、ストールンローズ発動するんでしょうか?
決意のローズセレモニー
今回は、カクテルパーティというのが少なくて、萌子さんの意向でデートの時間の方をたくさん作って知り合いたい気持ちが強かったようです。
こういうところは女性ならではかもしれないですよね。カクテルパーティーでひと押しされるより、自分がしっかりと相手と向き合いたい気持ちを大切にしているみたいです。
さて、ローズとコウさんはすでにローズをもらっています。
5人のうち2人がさよならです。1人はノッキー。
あと1人は…。
やはり、牧野さんでした。とても誠実そうで大人で素敵な方でしたが、ちょっとスーツ推しが強すぎた?(笑)でも最後に自分の夢を語り(ホテルを作る)、そのパートナーが萌子さんであってほしいと伝えました。
カクテルパーティーないから、こんなイレギュラーな場面あってもしょうがないか。
スーツを広めたいという功績は残せたと思う。しかし、TPOに合ったデートスタイルも見てみたかったのと、萌子さんを思う気持ちを(あったのかな?)もっと萌子さんに伝えて欲しかったな。
ローズセレモニーの萌子さん、真っ白なパンツスーツで宝塚のようでかっこよかったです。ノッキーのこともあってか、その表情にはこれまでと違った「決意の強さ」が感じられてひときわ輝くオーラが見えるようでした。
萌子さん、とっても強いし自分の芯がしっかりしているひとだけれど、案外涙もろいというか、感性が豊かなんでしょうね。だけど、
「今回は、自分の選択に揺らぐことはなかった」
と言い切っていました。これはノッキーのおかげだと思う。ほんとによくやった!ノッキー。神回でございました。
今回残ったのは、
コウくん、ローズ、杉ちゃん、チャミ、マラカイ。
萌子さん、いい選択をしてきているように思います。みんな違くてこれからの選択はますます厳しいものになりそう。
では第6回の感想の記事でお会いしましょうー!しばしお待ちをー。