いつも読んでいただきましてありがとうございます
大人気海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」。どこよりもわかりやすい言葉で解説することを心がけて一人でも多く、このドラマを見てほしくて書こうと思っています。
ハヅキ
役立ててもらえたら嬉しいです!
いよいよGOTシーズン1最終話です!
GOTは1シーズン10話にまとまっていてわかりやすいです。1エピソード60分くらいですが10話まであっという間。(シーズンが進むとエピソード数は少なくなりますが)
目次
第10話 炎と血
オープニングクレジット(オープニングCG)
※オープニングクレジットの解説についてはこちら↓
はじめてのゲーム・オブ・スローンズ③オープニング・クレジットの解説(キングズランディング) ー (ウィンターフェル)ー(壁)ー
〈ナローシーを渡ってエッソス大陸へ〉ー(ヴァエスドスラク)
斬首刑の処されたエダード、アリアは?
前回、ジョフリー王の意趣返しで、ジョフリーへの忠誠を誓ったにも関わらず斬首されてしまったエダード。
アリアは、壁からナイツ・ウォッチのスカウトに来ていたヨーレンに助けられます。
「目を開けろ、俺を覚えているな、坊や」
とアリアを連れて行きます。
そう。
第5話で、ヨーレンがエダードを訪ねた時にアリアと会っているんです。その時のアリアは、シリオの教えで、猫を追ってお城中を駆け回り真っ黒けな姿になっていて「男の子」と間違えられました。
そこで、ヨーレンはアリアの髪の毛を切り、男の子にみせかけ、町で拾った罪人たちと共に壁に連れて行くことにしたのです。元王の手と知れたら、アリアも殺されてしまうでしょう。
髪の毛か短くなったアリアは少年「アリー」として、罪人たちに紛れて北に向かいます。罪人たちの中には、アリアと同じくらいの少年もいました。ふとっちょの男の子。ちびっこいアリアを威嚇し、アリアの持つニードルを奪おうとしますが、アリアは、逆にニードルを取ってそのふとっちょを脅します。びびるふとっちょ。
このふとっちょ。のちに「ホットパイ」と言われる子です。
初めての出会いは最悪でした。
そして、カゴみたいのに囚われた3人の中に重要人物がいます。
ブランが持っている特別な才能
ブラン、三つ目の鴉の夢の続き
ウィンターフェル。
時々、ブランは三つ目の鴉の夢を見ます。少しずつその続きが明らかになりオシャと一緒に夢で見た、お城の地下墓所に連れて行ってもらいます。夢では「父上がいた」ために。
行って見ると、いたのは弟のリコンとリコンの大狼、シャギードッグ。彼も、同じく父上がいるからきたと言います。リコンも実はブランと同じ能力?(のちのちわかります)を持っていたのかな。
ここで、スターク家の歴史のおさらい。
リカードはブランのおじいちゃん。
狂王に生きたまま焼かれました。
リアナはエダードの妹。ロバート王の恋人でしたが
レイガー・ターガエリエンにさらわれ殺されました。
ロバートは、レイガーを殺しました。
そんなブランのもとに、エダードが斬首された知らせが入ります。
城主を失ったロブが北の王に
ラニスター軍が包囲していたリバーランを討伐したリバーランにもエダードの死の知らせが入ります。キャトリンとロブは憎しみを募らせますが、二人の妹を助けに行きそれから皆殺ししようと耐えます。
そして残された者たちで話し合いが開かれました。レンリー王に忠誠を誓い、南進して合流する案。レンリーは、元王都の小評議会の一人でロバートの弟。ロバートが死んでエダードを説得できなかった時点で王都から逃げました。
ロブは、長兄のスタニスが正当な王位継承権があると主張。
最初はロブに反抗したけど誰より熱くロブを支持しているアンバー公が演説をします。
この人ね。指なくなってるね。
指なくなったエピソードは
ゲーム・オブ・スローンズのすごくわかりやすい解説 シーズン1第8話「我らが忠誠を誓うのは、スタニスでもレンリーでもない。かつて忠誠を誓ったドラゴンは死んだ。私がひざまづくつもりの唯一の王は、北の王だ!(ロブのこと)」
と言い、ひざまづきます。するとみんな「北の王!」コールでシオンも忠誠を誓い、エダード亡きあとの北の王として旗手たちは一丸となるのでした。
捕虜になったジェイミー・ラニスター
捕虜として捉えた、ジェイミーにキャトリンが改めて詰め寄ります。なぜブランを突き落としたのか。怒りで満ちているキャトリンは、侮辱の言葉を挑発するジェイミーを石で殴りつけます。
このころのジェイミーは、ほんとに嫌な男で、ブランを突き落とした無情さにも腹が立ちますが、いっこも好きになれない。キャトリンもっと殴ってやっちゃって!って思ってた。
王都に残ったサンサ
目の上のたんこぶ(エダード)を自ら亡き者にし、さっそく暴君ぷりを発揮し始めるジョフリー王。
すっかりやつれたサンサに、ジョフリーは見せたいものがあるといってつれていったところは、エダードの首が高々と晒し者にされているところでした。
スターク家の家臣たちの首、そして、ぎりぎりのところで逃がしてくれた司祭女の首までも…。
家に帰らせてほしいと訴えるサンサに、ジョフリーは、
「母上が結婚するべきだと言ってるからだめ」
と却下。そしていいと言うまで父親の首を見ていろと命じる鬼畜なジョフリー。ママの言うこと聞くなら、慈悲を与えるってのも聞けよ(;・`д・´)
サンサは、憎しみのあまりジョフリーをつき落とそうと一瞬考えたところを察してハウンドがさりげなく阻止します。
「無駄な苦痛は省いて従っておきなさい」
と。ハウンドはサンサのピンチをさりげなく救う。
サンサかわいそう。とにかくかわいそう。でも、今はこれしか生きる道がないんです。サンサ。生きた心地がしない囚われのお姫様ですね。
サーセイの寝室にはランセル・ラニスターが
ジェイミーと離れ離れになって、しばらくして届いた知らせは愛するジェイミー(実の弟)がスタークの捕虜になったということ。
寝室でその手紙を読んでいるそばにいたのは、ランセル・ラニスターでした。
こいつね。前ロバート王が狩りに出た時、ワイン係のやつ。
ランセル・ラニスター
ランセルは、サーセイのいとこです。なんと、サーセイはいとことベッドを共にしている仲でした。
あれか、サーセイは一族の繋がりを誰よりも強く感じるが故なのかそれとも、性的に倒錯している女なのか、関係する男は親族ばかり。単なるジェイミーの代わりなのか。
息子を捕虜にとられたタイウィン
青二才と舐めてかかっていたロブに、ラニスター軍を大量に殺され、息子のジェイミーまで捕虜にされてしまったタイウィン。
今さら、バラシオン家を味方につけることもできず、和睦の案が出るもティリオンが
「ジョフリーがエダードの首を切った時点で、和睦の道はなくなっている」
と、今さらロブと交渉できるわけがないと分析。
ティリオンは戦争のことはわからないけど、頭がキレる。冷静な分析に、タイウィンはティリオンに自分の代わりに王都へ行き”王の手”の代理を務めるように命じる。
ちょっとティリオンを見直したタイウィン。姉(サーセイ)と甥(ジョフリー)を服従させるように言います。そして、父親に認められちょっと嬉しいティリオン。でも、娼婦は連れてくなと禁じられるけど(シェイのこと)、シェイに押し切られ連れて行くことに。
タイウィンはハレンの巨城で再編成を組み、ゴッズアイとレッドフォークを焼き払う作戦。(○がゴッズアイとレッドフォーク近辺)
ジョン・スノウ、ナイツ・ウォッチの宣誓を試される
父、エダードが亡くなったことを知らされたジョン・スノウはエイモンに言われてもなお、衝動を抑えることができず、カースル・ブラックを出て、父の命を奪ったジョフリーを殺し、妹たちを救いに出て行こうとします。
サムは、必死で止めますが、無理やり馬に乗って出て行ってしまいます。ここ、ナイツ・ウォッチの宣誓をした者が脱走したら、斬首刑にされることになっています。
サムが仲間たちと一緒に、ジョン・スノウを追いかけ、連れて帰ろうとします。自分たちも脱走の嫌疑をかけられる危険を冒して。宣誓文をみんなでもう一度暗唱し、ジョン・スノウはその仲間の思いやりに心を打たれ、脱走するのをやめるのでした。
ここ、いいシーンですよね。
壁に送られてくる人々は、確かに罪人も多いけれど、ジョン・スノウの仲間は、誰にも言えない秘密を持ってあえて罪人のふりをしたり、名家出身なのに、親に捨てられたり、そんな事情がある者ばかりで、ジョン・スノウの身の上も理解してくれるいい人たちです。その仲間を置いて自分だけ行くことはやっぱりできなかったんですね。
デナーリスの決断とドラゴンの復活
最終話の見所はここでしょう!
怪我で瀕死状態の夫、ドロゴを助けるために、妖女の魔術にまで頼ったデナーリスは、魔術中に産気づき、気を失っていました。
目を覚ましたデナーリスに突きつけられた真実は、
お腹の子は助からなかった。
そしてその子は、トカゲのような鱗があり、コウモリのような翼が
あったけど、目が見えず、体にはうじがわいていた。
この魔術の代償は「命」が必要で、お腹の息子がその代償になってしまったんです。
デナーリスの生きられなかった子は、容姿から察するに「ドラゴン」そのものだったんだと思います。そして、肝心のドロゴは命は確かに助かりましたが、魂の抜けたただ息をしているだけの抜け殻。元のドロゴに戻るには
「日が西から出て東に沈むようなことがあったら助かるかも」
と言い捨てます。この妖女は、羊飼い部族の女でしたが、デナーリスに助けられる前に、すでにドスラク人に乱暴され、大勢の仲間が殺されました。デナーリスがこの妖女を頼った時には、最初からその報復を考えていたのかもしれません。
結果的に、部族を襲った長のドロゴも、デナーリスのお腹の子も命を奪ったも同然ですから。
デナーリスの決断
ドロゴが自我を復活させることなく、このまま魂の抜けたただの肉体のままであることを察したデナーリスは、彼を愛するがゆえに自分の手で窒息させてドロゴを死なせます。
ドロゴの亡骸を焼くために、櫓を組ませ、ドラゴンの卵をドロゴのそばに置き、デナーリス自身は火の中でドロゴのそばにいる決心をします。そして、夫をあんな姿にした妖女を櫓に縛りつけます。
ここまで一緒についてきた部族に、宣言します。
ここに残るものは、自分の部族にし、奴隷はすべて解放すると。
デナーリスのお決まりの口上!
『「私は”嵐の申し子”デナーリス」
古きヴァリリアの血を引くターガリエンの者
私はドラゴンの娘 お前たちに誓う
お前たちを傷つけるものは 叫び 死ぬ 』
この口上、シーズンが進むに連れて長くなってきます。
そして、ここが初めてデナーリスがターガリエンの血を引くドラゴンの一族なのだと自覚し、ここからは弱々しく泣く女の子ではなく、玉座を目指して、女王として立ち向かう強い女性に変わっていきます。
ドラゴンの復活
デナーリスは櫓に火を放ち、自らもその火の中に向かっていきます。
自分の体に火が回った妖女は、断末魔の叫びを上げる中、火の中へ。夜が明け、残った部族が目を覚まし始め、焼け残った櫓のそばへジョラーが向かうと、裸のままのデナーリスが焼けずにいました。
ジョラーは、初めてデナーリスがドラゴンの血を引く正真正銘のターガリエンであることを目の当たりにし、ひざまづきます。
すると、他の部族たちも次々とひざまづき、デナーリスの部族が誕生しました。
ここでエンドロールが流れ、めっちゃかっこいいシーズン1の最終話でした。
いや、しかしデナーリス役のエミリア・クラークは幾度となく脱いでいて体を張っていて女優魂半端ないです。
がんばれ、カリーシ!